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職種別キャリアガイド

エンジニアが上を目指すために、キャリアと転職について知っておくべき大切なこと

エンジニアが力を発揮するために必要な環境とはどのようなものか、キャリアアップに求められるスキルは何か、転職を成功させるコツは何か、エンジニアの次のステップが見える情報を紹介します。

エンジニアのキャリアと転職

    目次

エンジニアにとって、本当にその環境はベストなのか?

いまや企業の成長は、エンジニアの力にかかっているといっても過言ではありません。

そのため、多くの企業がエンジニアに、“働きやすい環境”を提供し、より良い人材を確保しようとしています。しかし、ときにはエンジニアの本質を理解していない企業が、マシンのスペックやデスクサイズなど目に見えることばかり注力し、本質を見落としてしまうこともあります。次のキャリアへ進む際には、その環境がエンジニアにとって本当にベストなのかを見極めることは、非常に重要です。

では、「エンジニアにとってベストな環境」とは、どのようなものでしょうか。もちろん、その答えは人それぞれ異なりますが、成長し続けたいエンジニアに適した環境には、共通する下記2つの要素があるといえます。

  1. エンジニアが実力を発揮できる環境か
  2. エンジニアが成長できる環境か

次に、それぞれの要素について、もう少し深く考察してみましょう。

エンジニアが実力を発揮できる環境か

どれだけ実力のあるエンジニアでも、その実力を発揮できる環境と、そうでない環境が、必ず存在します。最大限に実力を発揮するために、これを見分けることが重要です。それを見分けるには、以下の3つに留意する必要があります。

● プロダクトやサービスに「テーマ」はあるか?

どんなプロダクトやサービスを提供するのかという「テーマ」は、エンジニアのモチベーションに直結します。そのプロダクトやサービスは、何を変えようとしているのか、何を良くしようとしているのか、そのテーマが明確でなければ、自分のスキルを何のために、どこに向けて発揮すればいいのかわからず、実力を発揮することができません。

● エンジニアリングポリシーを持っているか?

ものづくりに関して、どのような理念を持っているのか、何を是とし何を非としているのか、何を「らしさ」とするのか、いわゆるエンジニアリングポリシーを持っていない会社は、社会が求めるプロダクトやサービスをつくりだすことができません。プロダクトやサービスに、エンジニアリングポリシーがどのように反映されているのかがわかれば、その会社がエンジニアにとってベストかどうか見極められます。

● 開発のスタイルやツールは、どうなっているか?

スタイルとは主に開発の方法論を意味します。ウォーターフォールかアジャイル、スクラムといった基本的な開発のアプローチ方法や、使用する言語、ライブラリ、チャットツールなどのコミュニケーションインフラに何を使っているか、どのようなやり方で日々開発を行っているかなどのスタイルは、エンジニアが力を発揮するうえで非常に重要な要素です。また、ここでいうツールとは、マシンのスペックや、集中に適したワークスペース、机や椅子を含めたファシリティを指していますが、これも見過ごすことのできないポイントです。

あまり細かくこだわりすぎると選択肢が限られてしまいますが、「創造性と生産性を実現できる環境であること」は、エンジニアにとって間違いなく重要な要素です。

● 経営陣に、エンジニアリングに対する理解があるか?

理解のある上司、これはCTOの場合もあれば、CEOの場合もありますが、いずれにしてもエンジニアリングやデザインといったものに対する正しい理解があることと、その理解に沿って、エンジニアの活躍を支援するスタンスを持っているかどうかは大切な要素です。経営陣が「エンジニアの創造性や、生産性向上が会社の利益につながる」という認識を持っている会社は、エンジニアにとって働きやすい会社と考えて、よいでしょう。

また、大切なのは経営陣や同僚に限りません。企画やデザイン部門などエンジニア以外のメンバーが実際のアウトプットに大きく影響することもあります。そういった他部門の人たちの考え方やレベル感なども重要な要素のひとつといえます。

エンジニアが成長できる環境か

良いエンジニアは飽くなき好奇心と成長意欲を持っているものです。だからこそ、実力を発揮できるだけでなく、次の成長につながるかどうかも、職場選びの重要なポイントになります。エンジニアが成長できる環境には、大きく2つの要素が関係しています。

● 成長機会があるか?

エンジニアにとって最大の成長機会は日々の仕事にあります。毎日ルーティーンの仕事をし続けるのではなく、日々の仕事の中でも関与するテーマやプロジェクトのレベルが上がり続けているなど、常に先を見据えた仕事に携わる機会があることは、とても大切です。

日々の仕事以外でも、勉強会やハッカソンなどへの参加、オープンソースコミュニティでの発表や著書を出版する機会、いまの仕事とは関係性の薄いプロダクトを試作する自由なども、成長にとって意味のある機会といえます。これらの機会に対して寛容な組織かどうかは、エンジニアが一歩先の成長を得られるかにとって重要な要素といえます。

● 成長の刺激になる人がいるか?

成長においても、人の重要性は変わりありません。経営陣が上記のような機会に寛容なだけでなく、一緒にアルゴリズムを検討したり、プロトタイプをつくったり、コードレビューをしてくれたりする優秀な上司や同僚、あるいは刺激になる部下がいる環境は、自らの成長にとって重要です。

市場価値が高いエンジニアとは

ここでは、世の中や会社にとって市場価値の高いエンジニアとはどういう人たちなのか、市場価値の高いエンジニアであるために何が重要なのか、について考察します。

エンジニアにとっての市場価値とは、いったい何でしょうか?優れたアルゴリズムやコードを書けることでしょうか、創造性あふれるプロダクトをつくった実績があることでしょうか、それとも、AIやブロックチェーン、VR/ARなど先進的な領域の技術を持っていることでしょうか。

これらの要素は、確かにひとつの市場価値ですが、それだけがエンジニアの評価指標ではありません。

市場価値は、複合的な要素からなるものなので一概には言えませんが、すべてのエンジニアに共通していえることは、市場あるいは事業において「求められているエンジニアリングは何か」を見極め、それを実装して価値を具現化できることです。このような実績をどのレベルで持っているか、世の中や会社ではそこが最も重要視されます。

エンジニアは、特別なスキルを持った貴重な人材ですが、市場価値を測る場合、他の職種と共通する軸が存在します。それは、「テクニカルスキル(技術力・業務遂行能力)」「ヒューマンスキル(対人関係能力)」「コンセプチュアルスキル(概念化能力)」の3つです。

エンジニアにとってテクニカルスキルは必須ですが、それに加えてヒューマンスキルとコンセプチュアルスキルまで備えている人は意外と少なく、これを併せ持つ人の市場価値は、間違いなく高いといえます。

  • コンセプチュアルスキルとは?

    コンセプチュアルスキルは、日本語では「概念化能力」といわれるもので、物ごとの本質を捉え、複雑な事象を概念化する力などがこれにあたります。俯瞰する力、多面的な視野、抽象化する力を持つ人材は、複数のエンジニアを束ね、事業系の他部門にも影響を与える存在になりえます。

ぜひ、一度あなた自身がこれまでに出会った上司を思い浮かべてください。その中に、コンセプチュアルスキルを持ったCTOやプロダクトマネジャーがいたのではないでしょうか。このスキルを持った人たちと働いた経験を持つエンジニアは、口を揃えてこう言います。

「あの人は、常に明確なビジョンを示してくれる。どういう方向にプロジェクトやプロダクトを向かわせたいか、それがユーザーにとってどのような価値をもたらすか、そこに至るまでのエンジニアリングはどうあるべきか。だからこそ、エンジニアも、非エンジニアも、迷わずに進むことができる。結果的にクオリティも納期もコストも、プロセスとしてのメンバーの満足度も、すべてが高い」と。

エンジニアにとって、基本となる美学はこれかもしれません。

口ではなんとでも言える。コードを見せろ。(リーナス・トーバルズ)

"Talk is cheap. Show me the code." (Linus Torvalds)

しかしながら、「コードの先にあるもの」まで見据える力が、エンジニアの価値を広げる可能性があることは、間違いありません。

好きなことで選ぶ、キャリアの方向性

エンジニアには、新しいもの好きで好奇心の強い人が多いといわれています。もちろん、個人によって強弱はありますが、興味のあるものはとことんチャレンジする一方、興味をなくしてしまうと一気にやる気が失せるのも、エンジニアの共通項ではないでしょうか。

その興味関心はそれぞれで「世の中にない新しいプロダクトを出したい」という人もいれば、「自分の得意分野に集中し役割分担の中で力を発揮したい」という人もいます。また、「純粋に技術を突き詰めて、コミュニティの中での地位を高めたい」という人もいます。以下に、タイプ別のキャリアをご紹介します。

  • 新しいプロダクトに関わりたいエンジニア

    新しいプロダクトに関わりたいエンジニアは、スタートアップあるいは複数のプロジェクトを展開するメガベンチャーなどが向いています。

    但し、これには注意が必要です。それは「その会社にとってプロダクトは何か」を見極めることです。世の中をひっくり返すような“完全なる新規性を持つプロダクト”は、それほど多く存在しません。Googleの乗換案内も、ひとつのプロダクトですし、クックパッドの人気順検索もひとつのプロダクトに過ぎません。これらは、いまでは当たり前に生活に溶け込んでおり、多くのユーザーに使われる価値のあるプロダクトとなっています。「何をもってプロダクトと捉えるか」を自問自答したうえで、選択肢を検討することが必要です。
  • 技術の追求に価値を求めるエンジニア

    技術の追求に価値を求める人は、それを追求しながらも、仕事としての成果と両立できる環境のある企業を選択するとよいでしょう。

    たとえばRuby使いであれば、Rubyコミュニティにおける地位がモチベーションになる、「Rubyコミッター」であることがエンジニアとしての誇り、と考える方もいるでしょう。それは価値あることですから、その価値と企業での仕事が両立しうる場を選ぶことが、その人の成果につながります。例えばRubyでつくられた世の中に極めて影響力の大きいサービスをもつ会社で、エンジニアリング部門の要職に就くことは、両立しうる一つのキャリアといえます。但し、OSSなどのコミュニティ活動に理解がある組織を選ぶことは必須です。
  • 得意分野で力を発揮したいエンジニア

    得意分野で力を発揮したいエンジニアは、ユーザーの基盤が確立され、ある程度安定したプロダクトを持つ企業がフィットする可能性があります。あまり次から次へとプロジェクトのタイプが変化せず、安定的に自分の得意分野で力を発揮できるからです。

    企業はあくまでも収益を生み出すビジネスにより存続するものであり、「試作、試作、試作」で新しいものを生み出し続けるばかりが良いとは限りません。ひとつの領域で、地に足をつけて打ち込めるエンジニアを求めているチームは、たくさん存在します。そこで力を発揮し、偉大なプロダクトやサービスを支える、偉大なメンバーになることは、間違いなくすばらしいキャリアといえます。

エンジニアが良い転職をするために

エンジニアが良い転職をするためには、3つのポイントがあります。順にご紹介しましょう。

技術力と実績をまとめておく

良い転職先と出会うには、まず、技術力と実績を相手に示す必要があります。知人経由での転職以外なら、最初の入口はレジュメと呼ばれる職務経歴書を用意することになります。ここで、どのような会社で、どのようなプロダクトやサービスに関わってきたのか、関わり方はどのようなものであったかを、しっかりまとめておくことが第一歩です。

選考プロセスで、見せられるプロダクトを準備する

次のステップは、一般的に採用面接になりますが、これは基本的には、過去の実績に基づいた質疑応答がベースになります。採用する側から、本人の手掛けたプロダクトかどうかを判断するためにコードの提示を求められることもありますが、前職の機密保持の観点からコードを開示できないケースもあるでしょう。

そのような場面で「仕事でつくったもので、機密保持の観点から公開できない」の一点張りでは評価を得られないことがあります。そのような事態に備え、腕に覚えのあるエンジニアであるならば、何かしら見せられるプロダクトをGitHubに公開しておく方法をお勧めします。

スキルチェックの場で、自分のやってきたこと、やりたいことを明確に提示する

採用面接では、その場でテーマを設定されて、ホワイトボードにアルゴリズムやシステム図を書くというスキルチェックが行われることがあります。そのようなスキルチェックが行われる可能性があることを、事前に心構えをしておけば、その場で慌てずに実力を発揮できるでしょう。

いずれにしても自分自身が何を身につけ、何をつくってきたのか、何の技術的ベースをもとに、何ができ、何をやりたいのかをできるだけ明確にしておくことが、転職活動に向けた第一歩といえます。

「天才エンジニア「未踏」の挑戦」のご紹介

天才的かつ創造的な技術者を育成する国家プロジェクト「未踏」をご存知でしょうか。

一般社団法人未踏(以下、未踏社団)には、国が「突出した能力を持つ」と認めた未踏事業出身者がネットワークを形成しており、日本から世界に向けて社会的・経済的にインパクトのあるイノベーションを創出する活動を行っています。その中には、メディアアーティストの落合陽一氏をはじめ、プリファードネットワークス、Gunosy、スマートニュース、ABEJAなど、目覚ましい成長を遂げている企業のメンバーが数多く含まれています。

プロコミットは、未踏プロジェクトの理念に深く共鳴しており、代表の清水隆史は未踏社団の理事に就任、アライアンスパートナーとして未踏人材がキャリアを築くための支援に加え、エンジニアの価値向上に向けた発信に日々取り組んでいます。

プロコミット × 未踏出身クリエーター 特別対談

 

未踏クリエーターが語る「技術の未来」

 

プロコミットとTech企業との深いかかわり

今日のデジタル経済で、事業を成長させ続ける企業は、例外なくテクノロジー活用を重視しています。

私たちプロコミットは、成長企業専門の人材紹介会社として、創業当初からそうした企業にさまざまな領域のエンジニアを紹介し、その成長を後押ししてきました。私たちがエンジニアを紹介した企業は、エンジニアの能力を活かして事業を成長させ、比類なきインパクトをもたらしてきました。

その実績がプロコミットの評価となり、今も私たちの元にはエンジニアの求人依頼が絶えることはありません。成長企業におけるテクノロジーの重要性を深く理解し、エンジニアが力を発揮できる環境がわかるからこそ、このような実績を積み上げられたのだと考えています。

【ご紹介先企業】

プロコミットのエンジニア転職支援

プロコミットは、日本を代表するメガベンチャーからスタートアップまで、テクノロジーをベースに事業を展開する成長企業のエンジニア採用を支援してきました。

そのプロセスにおいて、採用企業がエンジニアに何を求めているのか、また、エンジニアは会社に何を求めるのか、何がモチベーションになるのかなどを繰り返し面談で伺ってきたことにより、エンジニアが他の職種とはまったく違う存在であり、どうすれば力を発揮できるのかを理解することができました。

また、過去10年間で急速に進化したテクノロジーの動向やニーズも把握しているので、どのようなキャリアのエンジニアともスムーズな面談が可能です。私たちは、こうした技術的背景持ちつつ、エンジニアの皆さんが不慣れであろう転職の原理原則を熟知しているので、転職活動の最良のパートナーになれると自負しています。

プロコミットでは、転職にご興味のあるエンジニアの皆さまに、無料で転職相談を承っています。テクノロジーがわかり、エンジニアの思考を熟知したコンサルタントが、転職に関するアドバイスから企業情報紹介、面接のセッティング、内定前後の手続きまで一貫してサポートします。ご利用はすべて無料です。お気軽にご登録ください。

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