ネットワークを作ろう

2016.04.06
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私が今、フリーランスで仕事ができている理由も、何回かの転職を重ねて面白い仕事に巡り合えてきた理由も、すべてネットワークを大切にしてきたおかげだと思っています。ネットワークとは「人とつながる力」のことです。人脈という言い方をされる方もいらっしゃるでしょう。これからの働き方においては、社内外問わず、ネットワークができる人は重宝されます。自分のブレーンや情報源、何かをするときに巻き込める力が必要になるからです。

とはいえ、なかなかネットワークづくりについて教えてもらえる機会も少ないですし、社内に閉じているとなかなか作れません。そこで、今日は、ネットワークづくり、人とつながる力のポイントをお伝えします。

大切なのは、Giveし続けるマインド

人とのつながりに、効率や合理性などを求めたり、「Give&Take」という発想では、相手からの信頼を得ることは、正直申し上げると難しいと思っています。まず、「Give」するということに集中して考えることが大事。「Give」とは相手に取って価値あることを提案したり提供することです。お客さんとの関係性づくりと同じです。この人は自分にとって価値ある人と思われるだけで信頼関係は強くなります。

しかし、若い方と話をしていると「自分は、相手に何か価値がある存在なのだろうか？なかなか時間をいただくのが気がひける」という声をよく聞きます。その際に私がお伝えしているのは、「若いうちは若いことが価値。スキルはなくても想いや情熱があり、夢を語って、今、できることを精一杯している姿、存在だけでも私から見たら刺激になるよ」と伝えます。

若い方の率直に感じる質問や感想だけでも、こちらが気づくことは多々あります。私自身も若い頃は、ひたすら尊敬する方や憧れる方々の「話を聴く」という態度だけで、いろいろな方とつながってきたように思います。そして時間を割いていただいたことに感謝をし、それを自分より若い世代に還元していくということが、Giveし続けるマインドだと思います。

名刺交換の1歩先へ

できるビジネスパーソンは当たり前のように、名詞交換した後に、お礼のメールを送ったり、昨今ではFacebookやEightなどのツールを使ってフォローしたりされていると思います。私は、パーティーや仕事先、OB会などで出会い、「もっとお話が聞きたい！」と感じた方には個別に再度アポイントをとって、深くお話をする機会を必ず設定してきました。1対1での対話はさらに関係性を強くすることができます。ぜひ個別にアポイントをとってください。

HUBになる

飲み会やイベントの際には、幹事や裏方の役割などを積極的に引き受けて、参加された方がよりたくさんの方とつながれるように動いたりもしてきました。人と人とをつなげるHUB機能になると、より、来てくださった方の満足度は高くなり、信頼度は増します。そして、人と人とをつなげるためには、相手の事をよく知らないとできないので、常に相手が求めているものや、相手のビジネスが上手くいくように、相手の立場で物事を考える力が求められます。すなわち「聴く力」はこれからますます求められるスキルになるでしょう。

最後に、Takeありきではなく、Giveすること自体を楽しんだり、Giveすることそのものが自分のためになると捉えられたりする人が、良いネットワーク、人とのつながりを生むことができ、そういう人のためには、力になりたいと思うものです。相手の立場で相手のことを考え続け、その価値を提供し続けることが、周囲から信頼を得て、いざという時に力を貸してもらえる人なのだと思います。ぜひ、何がGiveできるのか？という視点で考えてみてほしいと思います。