コラム

大企業からベンチャーへの転職。もっておくべき覚悟とは?

大企業からベンチャー企業へ転職した人の中で、しばしば見受けられる現象のひとつに、環境の違いに戸惑って自分の力をきちんと発揮できないということがあります。大企業でレベルの高いビジネスを経験したことは財産であり、決して無駄にはならないものです。

ただし、大企業からベンチャーに転職すると、環境や仕事への向き合いかたが大きく変わります。そこで、最初にマインドを切り替える必要があります。ここで挙げるいくつかのポイントを踏まえて心構えをしておけば、ベンチャーでも大きく活躍できる可能性があります。

大企業からベンチャーへの転職。もっておくべき覚悟とは?

    目次

【最重要】解ける問題を探すのではなく、問題の解決策を探せ

大企業からベンチャー企業への転職で、決定的に重要なのは、課題に対する矢印の向きです。

大企業からベンチャーに転職してよくある失敗例は、「何とか早期に成果を上げようとして焦り、自身の経験や知識が当てはまる課題を探してしまう」というものです。たとえば前職で成功した人事制度を、転職先の事情を把握していないうちから導入しようとするといったことです。下記の図でいうAさんです。これは、大きく失敗する可能性があります。

失敗例と成功例

ベンチャーやスタートアップでは、これまでの経験や知識では解けない問題が多くあります。フェイズや環境によっても課題は大きく異なります。にもかかわらず自らの経験やセオリーに捉われ、アピールできそうな課題探し続けることが、よく起こりえます。しかしこれはベンチャーにおいて致命的です。
本来、課題を解決するために知識や経験を使い、それでも解けそうになければ新たに探してきて解決していくという矢印に変わらないといけないのです。図でいうとBさんの矢印です。この矢印の向きこそが、大企業からベンチャーに行くときに重要な覚悟だと考えておいたほうがいいでしょう。

失敗の8割はプライドの高さから生じる

正しい矢印の方向を妨げるものは往々にして「プライドの高さ」です。いったん自分が得てきた知識や価値観を白紙化する、いわゆる「アン・ラーニング(unlearning)」の期間も必要不可欠です。これはlearning(学習)の反対で、学びを手放すといった意味を持ちます。すでに完成品としてふるまうのではなく、自分自身も、会社も成長させていくというマインドセットを持っておくべきです。

ベンチャー/スタートアップ企業は、決して降りていく場所ではありません。最近の有力ベンチャーはGoogleやマッキンゼー、三菱商事出身の猛者たちがゴロゴロいる環境です。そのような環境では、これまでの知識や経験が当てはまる課題を探して活躍するというスタンスでは厳しいことを覚悟してスタートすることが大切です。

そもそも大企業に入社し、活躍できる力があるのなら、ゼロベースでそれを証明することも十分に可能なはずです。”大企業”のこだわりやプライドが、課題解決マインド、創造的・建設的なマインドを妨げないようにすることが大切です。

チャレンジしないことこそが失敗

ベンチャーでは、失敗を恐れることよりも、挑戦する意思が重要です。何かに挑戦するときには大きく4つのゴールがあります。

①試して成功すること
②試して成功はしなかったが何らかの次につながる示唆があったこと
③試してみたものの何も得るものがないこと
④試さないこと

ベンチャーで望まれる姿勢は①と②の繰り返しです。むしろ、③ですら発生することはいとわないというマインドを持っているもの。ただし、④だけは自分自身も、会社の歩みも止めてしまうことになるためNGです。

大企業では、何かを試すときに決裁に時間がかかります。そして失敗すると非常に大きな影響を及ぼしてしまうことも多いため、新たな挑戦には慎重になりがち。しかしベンチャーは、決裁に時間がかからない上に、たとえ試して失敗してもリカバリーできると信じて進むことが大前提となっています。過度に失敗を恐れるマインドは、捨てていきましょう。

“ベンチャーに降りていく”という意識を捨てる

大企業からベンチャーに転職をするとなると、上位から下位の場所に“下りていく”という感覚を持つ人も多いようです。しかし、ここでも忘れてほしくないのは、今ベンチャーにいるのは、先にも述べた通り、世界有数のコンサルティングファームやIT企業で最前線に立っていたような人たちだということ。その入社難易度もさることながら、下がるどころか、顎を上げてついていかないと追いつけないケースがたくさんあるのです。

これは年収についても同様の勘違いがあります。昔のように、大企業からベンチャーに行くと給与が下がるという状況はすでにだいぶ変わってきています。むしろ給与テーブルが硬直化していない分、ベンチャーのほうがフレキシブルに年収を提示できるケースも増えてきています。

ただし、年収が上がるか下がるかは、あくまでもあなたの仕事の能力との合致度によります。あなたの仕事の価値や貢献期待に対してより正しい額が払われるものだと捉えておいたほうがいいでしょう。

年下?関係ない

ベンチャー企業では、同じチームの仲間として、年齢やこれまでの役職、経験などを一切取り除いた“人”として対峙することが必要です。「何年入社」、「○○世代」といった概念はすでに存在しない世界です。年功序列の考え方は完全にリセットしましょう。

年代に関わらず、仕事の能力も人間性も驚くほど高い人材が多くいます。その中で、人間同士として有機的な関係を築いていくことが非常に大切です。仮に自分とことなる世代の人材が多くいたとしても、うまく組んでビジネスを推進していきましょう。そのためには、あなたも「年下だから」「年上だから」という意味のないところにこだわって出し惜しみをせず、彼らに協力をしていくことです。

組織は頼るものではなく、活かすもの

大企業で活躍してきた人たちには、もともとそれなりの素晴らしい能力が備わっているはず。培ってきたその力を発揮できる場はベンチャーにもきっとあります。まずは自分たちの力を信じること。さらにその上で、以上に挙げたことを踏まえさえすれば、ベンチャーにおいてもあなたは大きく飛躍できる可能性があります。所属する会社・組織は、大企業にいたときのように、自分の「後ろ盾」ではないのです。あなたの能力を活かすための場所であると認識して、飛び込んでいきましょう。

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