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日本の成長企業

レアジョブは「歴史を早める」事業である

株式会社レアジョブ
代表取締役社長 CEO 加藤智久 氏

一橋大学商学部卒業後、外資系戦略コンサルティングファームであるモニターグループに入社。2007年にレアジョブを設立。

レアジョブ英会話の事業について教えてください。

レアジョブ(サイトイメージ).jpg

「日本人1,000万人を英語が話せるようにする」、というビジョンを掲げ、「25129円から」という、非常に低価格なマンツーマンのオンライン英会話サービスを提供しています。その安さの秘訣が、「フィリピンにいるフィリピン人講師が、インターネットを通して、日本の生徒さんにレッスンを提供する」というモデルです。フィリピンの人件費は日本と比べるとかなり安いので、日本では格安の英会話サービスですが、フィリピンの講師側にとっては、十分な水準の報酬を得られるという仕組みになっています。しかも、日本時間の早朝6時から深夜25時までレッスンを受けられるので、毎日のスキマ時間でも続けられます。日本人に最も欠けているのは、「英語を話す量」です。これを埋めるには、時間的、場所的な制限を取り払うことが効果的だと考えています。

レアジョブ英会話は既存マーケットを切り崩せる存在でしょうか?

実は、そうではないと思っています。そもそも、価格が全く異なるという点が重要です。これまでの英会話教室に通っていた人は、1年間で数十万円から百万円かけてレッスンを受けてきました。

ここで英語を習得しようとする人は、何らかの必要性に迫られている「シリアスな英語学習者」たちです。しかし、「日本人1,000万人を英語が話せるようにする」というビジョンからすると、そういう「シリアスな英語学習者」だけを対象としていては到底たどり着けません。

「レアジョブ英会話が無ければ英語を学び始めなかった人たちに、英語を話す機会を提供すること」こそが、存在意義だと思います。

よって、既存のマーケットを獲っているというよりは、新たなマーケットを顕在化させていると考える方がしっくりきます。実は、日本人が思っているよりもずっと、日本人は英語ができるのです。

「This is a pen.」と言われれば、ほとんどの人がわかりますからね。ベースは十分にあります。シリアスに学ぶ人以外の層にも、非常に大きなポテンシャルがあるのです。

参入は後発だったそうですが、なぜここまでになれたのでしょうか。

いろいろな要素がありますが、最も大きかったのは、フィリピン大学の学生に講師になってもらうことができたことです。フィリピン人はほとんどの人が英語を話しますが、フィリピンで東大に相当するフィリピン大学の学生は、その中でも会話力、知的レベルが最高水準にあります。

単に人件費の格差を利用した格安英会話としてではなく、しっかりと実を伴った高いレベルのサービスを提供したことが、後発ながら上がっていけた一番の要因ではないかと思います。それに、単に英語力と知的水準が高いだけでなく、「教えることが好き」という学生を講師にできたというのも重要です。

一回ごとのレッスンの質はもちろん大切なのですが、本当に重要なのは「レッスンを続けられること」です。熱心な講師は生徒さんにエネルギーを与えることができるので、「よし、続けよう」という気になってもらうことができます。それに、日本人とフィリピン人は相性が良いようです。

お互いに島国で、空気を読んだコミュニケーションも得意です。たとえば、仕事を終えて遅くからレッスンを受ける会員様が、「今日、会社でこんなことがあったんだよ・・・」と話すと、フィリピン側の講師が、ちゃんと話を聞いてくれて、励ましてくれたりするんですね。

そういう「会話の楽しさ」があることでレッスンを続けられるということは、とても重要な要素なのです。サービスを売って終わりではなく、レッスンを続けて頂き、英語ができるようになっていただくことを徹底的に追求した結果として、最大級になれたのではないかと思います。 

日本会員とフィリピンの講師をつなぐオペレーションは大変ですね。

できあがったビジネスは一見シンプルですが、オペレーションの作り込みには、かなりの手間暇がかかります。レアジョブ英会話のサービスはインターネットだけで完結するサービスではありません。3,700人のフィリピン人講師と、23万人のお客様をつないでレッスンを提供するわけです。

フィリピン側では停電があったり、通信回線障害があったりしますので、どうやってお客様に対して安定した品質のサービスを提供するかという問題があります。また、講師の質を保つためには、きちんとふるいにかけなければいけません。

単にフィリピン大学の優秀な学生というだけではもちろんダメで、講師としてしっかりとしたレッスンを提供し続けられることが条件です。モチベーションを保ち、適切な評価をするオペレーションなくしては成り立ちません。オペレーションは、レアジョブ英会話の根幹となる強みであることは間違いありません。

日本のオンライン英会話事業が軌道に乗った今、今後の展開をどのように考えていますか。

いくつかの方向性があり、かなり楽しみな状況になっています。まず一つ目は、英「会話」以外の領域に展開するということです。スマートフォンの普及で、スキマ時間が本当にいろいろなことに使われています。ゲームをしたり、ニュースを読んだり、SNSでコミュニケーションをとったり。英語学習もその中に入り得ると考えています。

もちろん、タブレットを使った本格的な学習や、英会話といったものはスキマ時間では難しいですが、スマートフォンをちょっとさわる時間は一日の中にたくさんあるはずです。そこに対して、リスニングや英単語をはじめとして、アプリなどを通じて英語にふれる頻度を高める仕掛けができると考えています。

しかも、ちゃんと前日の英会話レッスンで出てきた単語や言い回しがフォローされているといったように、英語学習が、「会話」「リスニング」「単語」といったようにブツ切れになるのではなく、シームレスにつながるようにしたいのです。それも、英語を学ぶワクワク感と一緒に。これは、レアジョブという会社ならではの強みになる可能性があります。

実は、私たちにはこれまで蓄積してきた1,000万件以上のレッスンデータがあります。レアジョブ英会話のデータストラテジストがこのデータを分析し、レッスンの継続に最も効いたのはどの要素か、ということを調べていくことによって、学習の本質とは何かに迫ろうとしています。

これはおそらく教育ビジネスではなかなかなされていなかったことです。私たちは英会話からスタートしてここまで来ましたが、その過程で蓄積されたレッスンデータから、会話以外の語学学習にも展開できる道筋が見えていますので、レアジョブという会社が英語学習のプラットフォームになるという、大きなポテンシャルを感じています。

ビックデータの活用が今後のサービスの質の向上に大きく寄与すると考えています。例えば、どの講師や教材が会員様のレッスンの継続に響いているのかを洗い出しを行ったり、個人の英語力や目標から、どの順番にどの教材を受ければ最も成果がでるかなどの一本道をお客様に明示することできるようになります。

「会話」「リスニング」「単語」すべての学習シーンにおけるデータを蓄積し、連携させることによって、外国で自然に言葉を覚えるのと同じ環境を、オンラインで再現していきたい思っています。

レアジョブ英会話自身が海外に展開する可能性もあるのでしょうか。

あり得ます。特に、「シリアスでない英語学習者」のマーケットという点では、私たちは世界的にも先を行っていると感じます。中国や韓国では、英語のテストで良い点が取れるかどうかで就職や給与が全く違ってくるというシビアな世界です。当然、そういう人たちに提供される英語サービスもシリアスなもので、日本でいう大学受験予備校のようなサービスが多くなっています。

しかし今後、アジア諸国も日本のように、就職や昇給のためだけでなく、漠然と「英語が話せるようになりたい」と思う人が出てくるはずです。例えば中国人も最近、海外旅行でいろいろな国に出て行って、日本人と同様に英語ができなくて苦労していますので・・・。そういう人たちに向けて「続けられる英会話サービス」を提供し続けてきた累積経験は、日本以外でも活かせると考えています。

今後、レアジョブの組織をどのように強化していきたいですか。

レアジョブはインターネット企業ですので、エンジニアをはじめとしたウェブ系のプロフェッショナルの人たちに、もっともっと参画してほしいと思っています。

既にお伝えした通り、地道なオペレーションをがっちり作り込んできましたし、既に20万人のユーザーベースがありますので、ウェブ系の人たちが持つスキルやノウハウ、テクノロジーが大きく活きる環境だといえます。

オンライン英会話サービスのブラッシュアップだけでなく、新たなアプリの開発や、それらをシームレスにつないでユーザーエクスペリエンスをデザインするといったように、面白い仕事をたくさん手がけてもらえると思います。

現時点で英語ができなくても問題ないでしょうか。

問題ありません。むしろお伝えしたいのは、これから英語を学んで、「エンジニアリング×英語」とか、「マーケティング×英語」といったキャリアを望む方にとって、最適な場所なのではないかということです。もちろん自社のサービスを使っていただけますし、外国人スタッフと働く機会も、英語力の向上に合わせてだんだん増やしていくことができます。

レアジョブのメンバーは、「日本人1,000万人を英語が話せるようにする」というビジョンの先頭集団であって欲しいので、入社した時は英語ができなくても、働いているうちに英語を当たり前のように使っていた、という感じになるといいですね。

最期に、メッセージをお願いします。

私たちは、「歴史を早めるようなビジネス」をしたいと思っています。「日本人1,000万人を英語が話せるようにする」というのも、レアジョブが何もしなくても徐々にそれに近づいていくかもしれません。しかし、それを40年、50年ではなく、10年、20年というタームで実現させていくことが役割だと考えています。

私自身、歴史が好きなのでよく本を読みますが、例えば明治維新は確かにすごいことです。でも、東アジアのこの地域は、何もなくてもいずれ発展する地域だったのだろうと思います。

ただ、あの明治維新の人たちがすごいのは、それを100年早く持ってきたことにあるのではないでしょうか。歴史を変えることは難しいですが、歴史を早めることはできるのではないか、だったらそれを、ビジネスでやってみよう、というのが私たちの考えです。

そう考えると、やはりプロがまだまだ足りません。エンジニア、マーケターなどなど、歴史を早めるために一緒にチャレンジできる人たちを強く求めています。

レアジョブのビジョンや、今後の可能性に興味をお持ちいただいた方は、ぜひアクションを起こしてみてください。

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