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インタビュー

独占インタビュー 「働く」を通じて、人々に笑顔を与えたい

株式会社クラウドワークス 代表取締役社長兼CEO 吉田 浩一郎氏

株式会社クラウドワークス
代表取締役社長兼CEO 吉田 浩一郎氏

1974年兵庫県神戸市生まれ。 東京学芸大学卒業後、パイオニアなどを経て、 株式会社ドリコム執行役員として東証マザーズ上場を経験。2011年にクラウドワークスを設立し、現任。「21世紀の新しいワークスタイルを提供する」ことをミッションとして、ウェブを通じて仕事での新しい出会いを生み出すサイトを運営。エンジニア、デザイナーを中心に多くのユーザーが集う。2013年に、サイバーエージェント、デジタルガレージ、電通グループより11億円の出資を受けた。

クラウドワークスが提供している本質的な価値は何ですか?

クラウドワークス

一言でいうと、「インターネットによる、スキルの可視化」だと思っています。これまでは、履歴書を持って行って面接を受け、正社員として採用されたうえで仕事をすることがメインでした。派遣社員だとしても1カ月単位の契約がメインですし、外注というと、営業マンが訪問して見合うぐらいの金額でなければビジネスになりませんでした。だいたい、1人月、約50万円といったところでしょうか。

ところが、「来週なら、1週間の半分ぐらいはデザイン業務ができますよ」とか、「明日なら、エクセルのデータ入力ができますよ」といったように、「スキルと、細切れのリソース」をインターネット上で可視化すれば、正社員でも派遣でもない形で、仕事をお願いしたり、受けたりできるようになるのです。

ただ、これはあくまでもビジネスモデル上の価値です。私たちが中長期で見据えているのは、そういう「スキルやリソースの市場」をつくった後、働き手の皆さんが安定して仕事や社会保障、教育といったものを受けられる未来を築きたいと思っています。私たちが掲げる、「『働く』を通じて、人々に笑顔を与えたい」、という理念にはそういう想いが込められています。

「インターネットによるリソースの可視化」は最近のビジネスモデルの潮流でもありますね。

アメリカのAirbnb(エア・ビー・アンド・ビー)などはまさにそれに近いと思います。Airbnbは、自分の家の空いている部屋を世界中の人に貸し出せるサービスですが、これは1か月でも、「1泊」だけでもよいのです。要するに、個人の家の「空き枠」を世界に向けて売っているわけです。クラウドワークスは、その「スキル版」といってよいかもしれません。現在は企業が個人に発注することが多いですが、もっと個人と個人が自由にスキルを融通し合う世界、例えば、田舎に住んでいるおじいちゃんがホームページを作りたいといったときに、5000円でも1万円でも誰かが手伝ってくれるという、そんなものづくりが手軽にできるのが理想です。

ここ数年で、クラウドソーシングの分野が特に盛り上がってきたのはなぜですか。

株式会社クラウドワークス 代表取締役社長兼CEO 吉田 浩一郎氏

確かに、クラウドソーシングは大きく言えば「仕事のマッチングサイト」ですので、アイデア自体は昔からありました。ただ、ここにきて大きな流れになっているのにはそれなりの理由があると思います。

一つの転機となったのが、東日本大震災です。震災は、私たちが普段当たり前だと思っていたものを根底から覆しました。無意識に享受していた電気や水といったライフラインが危機的な状況に陥るという経験を経て、「自分にとって何が大切なのか」という人生のプライオリティをみんな考えたのだと思います。そして、「やはり家族と一緒に居ることが一番大切なんだ」、「物理的な存在としての会社というものは、必ずしも安定したものではないんだ」といったことを感じ始めたのではないでしょうか。

先日、厚生労働省にお声がけ頂きまして、イベントでお話しする機会をいただいたのですが、テーマは「在宅就業者に対して、仕事を提供する可能性について」という趣旨のものでした。これまで、「非正規雇用をなくして、正社員にしよう」というメッセージがメインだった厚生労働省の変化をみると、クラウドソーシングのような「個人側から見た働き方の可能性」について、行政も興味を持っていることが感じられます。これはまさに、働き方の意識変革だと思うのです。

海外の可能性はいかがですか。

既に、クラウドワークスのサイトは135カ国からアクセスがあり、65カ国で実際に使われています。「日本語のサイトを作りたいが、現地では発注先が見当たらない」というローカル企業が仕事を発注したり、海外に住む海外駐在員の奥さんが仕事を受けたり、といったことは既に発生しています。そういった意味ではすでにインターナショナルなものになっていると言えるでしょう。ただ、本当の海外展開、多国語展開というのはこれからです。国によって商慣習も異なりますので、あまり簡単なものだとは考えないようにしています。

クラウドワークスの、チームについての考え方を教えてください。

株式会社クラウドワークス 代表取締役社長兼CEO 吉田 浩一郎氏

私たちは、良い組織であるために二つのことを重視しています。

  1. 「ユーザーへの貢献」にフォーカスすること
  2. 「信頼し合える仲間」の状態を保つということ

この二つがあれば、組織はうまくいくのではないかと思っています。

「ユーザーへの貢献」は、最も大切にしている考え方です。例えば、エンジニアがユーザーを熟知しているか、強く意識しているかは極めて重要です。よって、エンジニアにも展示会に立ってもらい、ユーザーに説明する役割をやってもらうことがあります。あるいは、ユーザーを知りたいというデザイナーに、ユーザーサポートで問い合わせ対応をやってもらうこともあります。とにかく大切なのは、「『働く』を通じて、人々に笑顔を与えたい」、という理念と直結したエンジニアリングであり、デザインであることなのです。

ユーザーが今、どんなことに困っていて、どんな思いでいるか。いわば、クラウドワークスというプラットフォーム上で仕事や生活をしているに等しいユーザーの方々に対して、どれだけの価値を提供できるか、といったことが決定的に重要なのです。

そして、「ユーザーへの貢献」を部門を超えて徹底することで、「仲間の信頼や敬意」が生まれます。信頼というのは、今この瞬間から積み上げていくものなので、どんなに優秀な人が入社したとしても、その人との信頼関係はスタート地点では0なのです。「ユーザーへの貢献」を達成するための仕事を通じて、「仲間との信頼」を築いていくというのが、クラウドワークスが大切にしている考え方です。

これだけ大きなサービスを少数精鋭で運営しているというのは驚きです。

株式会社クラウドワークス 代表取締役社長兼CEO 吉田 浩一郎氏

この辺りは、本当に慎重に考えています。それだけ、チームビルディングを重視しています。経営には3つの成長カーブがあると考えています。「お金のカーブ」、「事業のカーブ」、「組織のカーブ」の3つです。最近の注目を集めるベンチャーは、お金のカーブが早期に、かつ、急激に立ち上がります。1社あたりの資金調達の金額も上がっていますからね。

しかしお金のカーブより遅いのが、事業の成長カーブで、それよりも成長が遅いのが組織の成長カーブです。それぞれを別のスピードのカーブとして成長させていかないといけないのですが、資金を調達したことによって闇雲に組織を拡大した結果、採るべきでない人を採ってしまうなどして、かえって成長の足かせになるといったことが起こることを懸念しています。組織の成長スピードと角度には、それだけ慎重になっています。

お金というものは、それ自体には色が無いものです。コモディティと呼んでも良いかもしれません。一方で、事業や組織は極めてユニークなものであり、コモディティではありません。コモディティと非コモディティの違いがあるからこそ、お金の成長カーブと、事業や組織の成長カーブは乖離するのです。この3つのカーブを混同したときに、ベンチャー特有の失敗に陥るのではないかと気を引き締めています。よって、お金や事業の成長とは関係なく、「組織は組織として見る」、「組織は組織のポリシーをもって運営する」ことで、中長期で、いい会社をつくることを目指しています。

そもそも、吉田さんはどうやって育ってきたのですか。

私の父は、大企業で終身雇用を前提として働いてきた人で、子どものころの環境という点では、周りに「起業」という選択肢は全くありませんでした。住んでいたところも、ニュータウンというか、一般的な家庭が集まっていたマンション街でしたので、ツルッとしているというか、特徴の薄いところで、自分で商売をしている人もほとんど街にはいませんでしたね。社会に出てからも同様です。良くも悪くも、頼るものがありませんでした。

株式会社クラウドワークス 代表取締役社長兼CEO 吉田 浩一郎氏

慶應SFCの出身でもないし、リクルート出身でもない。そういった背景がないので、自分自身で工夫するしかなかったわけです。それで、大前研一さんのアタッカーズ・ビジネススクールに入りました。そこで孫泰蔵さん(現・ガンホー会長、モビーダジャパンCEO)に、『リネージュ』というオンラインゲームを見せてもらい、もう、本当に衝撃を受けました。

オンライン・ロールプレイングゲームなのですが、100人対100人くらいの大人数で対決するんです。育てたプレーヤーは死んでしまうと復活できないので、みんながゲーム上で薬を分けあったりして、仲間や友情が生まれているのを目の当たりにしました。私はその頃まで、リアルなコミュニケーションこそが全てだと思っていました。

ウェブは、あくまでサブのものだと思っていたのに、『リネージュ』をやっている人たちは、会ったことはないのに、ウェブ上で友情が生まれ、人がつながっている。これを見たときに、「これからは、インターネットだ」と確信しました。

その後、インターネット業界に入り役員として上場も経験されていますね。

仕事としても、自分自身を理解するうえでも、貴重な原体験だったといえます。確かにネット企業の役員を務め、会社は成長し、上場も遂げましたが、当時の私は本当に未熟でした。上場すればもっと良いことがある、人からも尊敬される、そう思っていました。しかし、役員として上場を経験したとしても、人間力が磨かれていなければ人から尊敬されないのは当たり前です。

当時の私は、相当「嫌な奴」だったと思います。上場して、お金も入ってきて、俺も少しは優秀なのかな、なんて勘違いしていても、誰にも尊敬されていない。寂しかった。結局、何が一番欲しかったかというと、お金や名誉ではなく、ただ、人から「ありがとう」と言って欲しかったのだろうと思います。

今後、クラウドソーシング以外のことをやる可能性はありますか?

どちらかというと、クラウドワークスを創業するまでの人生がピボットの連続なので(笑)。今後は、クラウドソーシングに集中していきます。5つのことを同時にやる会社と、1つのことしかやらない会社だったら、後者の方がユーザーに貢献できると思うのです。ただ、ここから広がる可能性については、常に見ていきたいと思っています。例えば、製造業です。大手の製造業はこれまで、正社員、派遣、外注をベースにモノづくりをしてきましたが、この中にクラウドソーシングを組み込むことによって、フレキシブルなモノづくりが可能になります。

株式会社クラウドワークス 代表取締役社長兼CEO 吉田 浩一郎氏

私自身、パイオニア出身ですし、同期のメンバーもまだ残っていますから、製造業のポテンシャルは感じますし、大手製造業の変革というか、「新しい時代の最適化」といったストーリーを提供できたらいいなとは思っていますね。

また、シニアは大きな可能性を秘めたマーケットだと感じています。今、クラウドワークスをご利用いただいている方の最高年齢は85歳ですが、やはり企業から直接、「ありがとう」と言われること自体が、とても新しい刺激だとおっしゃいます。

単に、金銭の多寡ではないのです。これまでは「企業としてありがとうと言われたのであって、個人の力を評価されたわけではない」と感じておられた方も多いのではないでしょうか。自身の力を実感しにくかったのだろうと思います。そういう意味では、クラウドソーシングは本当に大きなポテンシャルを持つ事業です。まだまだ、さまざまな角度から深堀していくつもりです。

どんな人材が欲しいですか。

株式会社クラウドワークス 代表取締役社長兼CEO 吉田 浩一郎氏

前向きな人ですね(笑)。何かが起きたときに、「やりましょう!」といって、積極的にユーザーに貢献しに行くといった前向きさがある人がいいです。あとは、「ユーザーについて考えている人が偉い、ユーザーに貢献している人が偉い」という社風であり、エンジニアが偉い、マーケターが偉い、といった会社ではありません。

「ユーザーに対して善になること」は、信念を持ってどんどんやりましょう、という会社ですから、「全員が当事者であれ」という組織にしています。これから一緒に働く仲間も、「自分がこのサービスをつくっているんだ、ユーザーに貢献しているんだ」という意識をぜひ持ってもらえればと思います。

最高の仲間と、最高の市場にチャレンジできるという機会というのは、実は、そうないと思っています。市場は良くても、チームがイマイチだったり、良いメンバーが集まっていても、市場性がなかったり。クラウドワークスには本当に貴重なチャンスがあると感じていますので、 ぜひ一度、お話ししましょう! 

 

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独占インタビュー ユーザーへの貢献を達成するための仕事を通じて、仲間との信頼を築いていくというのが、クラウドワークスが大切にしている考え方です。