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採用サイトで候補者に嫌われる「良くないデザイン」とは?!

よくないデザイン44-70
    目次

デザインはあくまで、「コンテンツ」を伝える手段

採用サイトを考える上で、「デザイン」は重要です。もし今すでに、あなたの会社の採用サイトが存在しているとして、もしデザインが良くなければ作り直さなければならない。そのくらい、重要なのです。

しかしながら、デザインは大事ではありますが、デザインが目的化してはいけません。デザインはあくまで、目的を伝えるための極めて重要な「手段」。採用サイトでもっとも重要なのは、候補者が知りたい情報をコンテンツにして伝えることであり、そのコンテンツを伝える手段がデザインである、ということになります。

となると、今ある採用サイトをリニューアルするにも、初めて採用サイトを制作するにも、「良くないデザイン」は避けなければならないでしょう。良いか悪いかは「担当者の好き嫌い」ではなく、採用サイトとしての目的を果たせるかどうかがポイントです。

スマホ対応していればいいわけじゃない! 利用シーンをイメージするのが大事

では、「良くないデザイン」とは、どのようなものでしょうか?
考え方として、デザインは大きく加点するものというよりは、減点させないことが大事です。減点と感じられやすいデザインのポイントには、「スマホ対応」「見た目の古さ」「ギミックに懲りすぎ」といったことがあるでしょう。

まず、スマホ対応しているか。学生や若手の候補者には、採用サイトがスマホ対応していないだけで、その会社が遠い存在に思えてしまうものです。また、スマホ対応していても、その中身や作りが重要です。たとえば、PCの採用サイトにある全てのコンテンツが、スマホでも見られるようになっているか。また、候補者の視点に立ってコンテンツを見ていきながら、最終的にエントリーしやすいような導線設計になっているか。候補者が面接に向かう際に、スマホの採用サイトからgoogleマップがワンタップで立ち上がるようになっているか。そうした点が、デザインでは重要です。

また、スマホ対応ができていない採用サイトには総じて言えることですが、見た目が古いこと。これも、学生や若手の候補者にとってはそれだけでマイナスイメージです。親近感がわかないどころか、自分とは違う世界のものと思われ、きちんと中身を見てもらえません。同時に、デザインが古い、昔作ったそのままに採用サイトを使っていることで、その会社のIT環境やセンスにも不安を抱かせてしまうこともあります。せっかく採用サイトを設けてあっても、大減点を招きかねないポイントです。

一方、新しすぎるというか、デザイン上のギミック、凝りに凝った仕掛けもまた問題です。IT系の個性の強い会社があえて狙って作りこむのは、スタイルとしてあるでしょうが、そのために動作が重かったり、文字や情報の可読性が二の次になってしまったりしていては本末転倒です。採用サイトなのに、知りたいことが知れない。せっかくのコンテンツの内容がうまく伝わらないようなことがあっては、これも減点です。

「デザインは機能に従うもの」とデザイナーにしっかり伝える

採用サイトにおいてもっとも大事なのは「コンテンツ」なので、デザインではそれが見やすく、伝わることが何よりも大事になります。ですから、くれぐれもデザイナーの好きにさせてはいけません。見た目を良くしようと、アイデアを盛り込みたくなるかもしれませんが、「デザインは機能に従う」ものだと肝に銘じ、デザイナーにもはっきりと伝えましょう。

ここでいう「機能」とは、採用サイトの目的であり、採用サイトとして満たしているべき条件のこと。デザインというのは、それを支えるためにあるものであって、デザインの方が、あるいはデザインだけが目立ってしまうようなことがあってはならないのです。候補者からすれば、知りたいことや調べたいことがあって採用サイトを見ているのに、そこになかなかたどり着けなかったり、情報が見づらかったりすれば、気が削がれてしまうことにもなりかねません。その印象が、その会社のカラーや姿勢として伝わり、場合によっては、入口から拒絶されているような気にさせてしまうこともあるかもしれない。デザインというのはその意味で、良く考え抜かれるべきものといえます。

採用サイトの個性は、デザインでなく、コンテンツで勝負

また、機能に従うデザインとしては、単に色や文字のフォントがどうということよりも、本質的に重要なのは「ユーザー体験をデザインすること」ともいえます。それは通常のコーポレートサイトと原理原則は同じところがありますが、採用サイトではユーザーが候補者に絞られるわけですから、エントリーに至るまでの動線など、求められるものが明確であるがゆえに、本来的にはデザインしやすいはずです。

採用サイトにおいては、候補者が知りたいこと=コンテンツが何よりも重要ですが、デザインにおいても候補者の知りたい気持ちやそのための行動を削いでしまわぬよう、候補者の視点に立って考える必要があるのです。

そう考えると、採用サイトのデザインでは「シンプルだが、情報が伝わりやすく、センスが良い」というのが一番ではないでしょうか。コーポレートカラーなどを用いるとか、コーポレートサイトとテイストを連動させることは大事ですが、色数を過度に多くしてしまったり、過度な装飾を施してしまうのはやりすぎです。採用サイトを真剣に見て、考えてもらうために、内容が頭に入ってくるのを妨げるようなことは避けましょう。

もちろん、個性を出すことは重要です。しかし、何に個性が重要なのかといえば、それは「コンテンツ」に尽きます。サイトのデザインではなく、コンテンツの中身。つまり、写真や登場人物、書かれている内容こそが、個性の出しどころなのです。デザインはシンプルに、センス良く。ユーザー中心で使いやすく。差別化やアピールは、コンテンツの中身で勝負していくことが重要です。

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