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第2回 採用サイトを活かす写真撮影講座

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採用HP写真において最も大切なこと

前回記事では、応募検討時の候補者の視点をふまえ、採用HPにおける“写真”の重要性をお伝えし、その“写真”を「できる限り自社で撮影できるようにしてしまいましょう!」と提案しました。

しかし、法人のお客様から相談を頂く際に「何を撮ってもらえば良いか分からない」とのお悩みを耳にすることが多いため、今回はその回答として「採用HPにおいて最も大切なこと」をお伝えしていきます。

まず結論から。

最も大切なことは「自社をどう伝えたいか」を決めることです。

それはナゼか。

人間は新しく人と出会った時、“相手の印象”を最初の数秒で決め、そしてその印象を長く保ち続ける傾向があると言われます。そして米国の著名な心理学者が提唱した「メラビアンの法則」(下記参照)の通り、その“相手の印象”を決める要素の過半が「視覚情報」だからです。


第2回コラム_メラビアンの法則-1

これを採用HPに置き換えて考えると、もし入社をしたら「どんな人たちと一緒に、どんな場所で、どのような働き方をすることになるのか」を写真(視覚情報)を通して伝えていくことになります。

1. どんな人たちと働くのか(一緒に働くリーダーや仲間を伝える)

① 代表取締役(オフィス内・現場等でのプロフィール的写真+インタビュー写真)
② 社員個人・集合(オフィス内や屋外でのプロフィール写真+インタビュー写真)

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表情やポージング、背景(屋外含め撮影する場所)によって、力強さ、誠実さ、明るさ
などといった、皆さんの企業のイメージを伝えます。

例えば、金融業やコンサルティングなどの業種では、落ち着いたトーンの壁や知識の象徴である本棚などを背景とすることで「信頼性」を高めます。一方、作業労働系業種で現場を重んじる社長であれば、デスク写真よりヘルメットをかぶって現場で指示を出している姿の方が、「現場主義のリーダー」であることを伝えやすくなるといった具合です。

2. どのような場所で働くのか(日々働く場所の雰囲気を伝える)

① オフィス内
② オフィス外

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「オフィス内」の例としては、社内全景、会議室、食堂、入口、サインボード等が挙げられます。例えばオフィススペースでは、フリーアドレスで机の上もさっぱりとし、日々異なる社員同士で交流を促進する風土や、フィギュアや観葉植物などをデスクの上に置いて「マイスペース」を創ることを奨励し、個人を尊重するスタンスを伝えたりします。
「オフィス外」では社屋やシェアオフィスなど建物内の共有スペース等が対象となります。


3. どのような働き方をするのか(候補者自身に働く姿をイメージさせる)
① 会議風景
② 執務・作業風景
③ 顧客対応風景

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例えば「会議風景」では、オンライン会議などで子育て中の社員でも働きやすいようにリモートワークを推進している様子。「執務・作業風景」では、デスクでPCに向き合っているだけでなく、外勤営業で外を歩きながら携帯電話をかけてバリバリと働いているイメージや労働作業で汗を流しながらも笑顔で充実した雰囲気で働いている様子。また、顧客対応風景では、主に小売業や飲食業などで、笑顔で明るく丁寧に接客をしている様子などです。

他にも、先輩が後輩にマンツーマンで丁寧に指導する様子や社内勉強会などの教育風景、アットホームな風土を伝える社内イベント・レクリエーション風景なども、企業の特徴を伝える上で分かりやすい例だと思います。

以上から、「自社をどう伝えたいか」をよりイメージしやすくなってきたと思いますが、大切なことは“候補者”を主語にして考えることです。全てを盛り込む必要はなく「“候補者”が何を知りたいのか」を踏まえた上で「自社をどう伝えるべきか」をぜひ考えてみて下さい。

 

それでは、いよいよ次回からは撮影のテクニックについてお話ししていきたいと思いますので、楽しみにしていて下さい。

 

■執筆者


執筆者 早川伸夫
株式会社CAPTURE EMOTION
早川 伸夫
 人物写真を最も得意とし、法人・個人のプロフィール写真撮影を中心に活動。
JAPAN PHOTO CONTESTや東京カメラ部主催フォトコンテスト等で多数の入賞経験あり、自然風景・建築物など、どんな被写体も美しく撮ることに定評あり。
また「写真は左脳(論理)で上手くなる」との持論から、主に中小企業・個人事業主を対象としたカメラスクールを運営し「美しい写真を撮るための方法論」を伝えている。
            ・ギャラリー:https://www.cei-nobu-photography.com/gallery
 

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