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プロコミットの採用サポート

ビジネスプロデューサーと成長企業

Business Producer

ビジネスプロデューサーの定義

「ビジネスプロデューサー」という言葉は、私が顧問を務めるドリームインキュベータ(DI)が、2000年の創業時に社員の肩書として導入した言葉ですが、昨今の新事業創造のニーズの高まりもあって、「ビジネスプロデューサー」という言葉を使う企業・団体が増えてきました。そして最近、ウィキペディアにも「ビジネスプロデューサー」が登録されました。

ビジネスプロデューサーとは、テレビや映画などのプロデューサーの概念をビジネスに導入したものです。

ビジネスの構想作りから成果を出すところまで、自社のチームメンバーや外部の様々なステークホルダーをマネージしながらプロデュースする人材といえます。

テレビや映画などのクリエイティブな世界でプロデューサーが不可欠なのと同様、新たな事業を創造(クリエイト)する際にはビジネスプロデューサーが不可欠です。新事業創造ニーズの高まりとともに、ビジネスプロデューサー採用・育成ニーズは高まる一方です。実際に、企業の求人情報にも「ビジネスプロデューサーを求む」という言葉が見受けられるようにななってきました。

言葉の拡がりとともに、ビジネスプロデューサーの定義が様々提唱されていますが、DIの定義によると、ビジネスプロデューサーは、

  1. 構想を作る(業界を超えた視野・発想)
  2. 戦略を作る(迅速・徹底的な市場分析に基づく実現への道筋)
  3. 仲間を作る(社内・顧客・パートナー企業・政府・大学・世論)
  4. ルールを作る(ビジネスをうまく回す、業界慣行を壊すための枠組み)
  5. 社内外をドライブする(プロジェクトマネジメント)
  6. 成果を出す
という一連のプロセスを、高い視座と広い視野でプロデュースする人材であり、これら一連のプロセスをプロデュースするには、「構想力」、「戦略・戦術力」、「巻き込み力」、「統合力」、「成果へのこだわり力」などが求められます。

実際のビジネスプロデューサーたち

成長企業が成長し続けるためには、こういった力をもつ、または、こういった力が身に着く資質のある人材をどれだけ採用でき、どれだけ育成できるかがキーとなります。

実際にどういう人材なのかについては、いくつか参考になる情報があります。

ビジネスプロデューサーとして活躍した方々との対談記事は、東洋経済オンラインの『ビジネスプロデューサー列伝』に掲載されています。

また、成功した起業家や成長企業でビジネスを大きくしてきた人たちにはビジネスプロデューサーとしての資質をもっている人が多く、そのような人たちの実例はプロコミットが運営するオンラインメディア『日本の成長企業』に掲載されています。

ビジネスプロデューサーの採用手法・育成手法については、今後ケーススタディやデータ分析等を通して体系化していきたいと思いますが、自社なりのビジネスプロデューサーの採用手法・育成手法をいち早く確立することが、成長企業の継続成長にとって重要となるでしょう。

 

成長企業の採用論


岩本 隆

岩本 隆|慶應義塾大学大学院 経営管理研究科特任教授

東京大学工学部卒業。UCLA博士課程修了(Ph.D. in Materials Science and Engineering)。モトローラ、ルーセント・テクノロジー、ノキア、ドリームインキュベータ(執行役員)を経て、2012年より現職。成長企業の戦略論、新産業創出に関わる研究を実施。

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Topics: 成長企業の採用論

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新事業創造ニーズの高まりとともに、ビジネスプロデューサー採用・育成ニーズが高まっています。では、ビジネスプロデューサーとはいったいどのような人なのでしょうか?