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タレントポートフォリオマネジメントとは?

タレントポートフォリオマネジメント

タレントマネジメントの定義

タレントマネジメントツールが世界的に拡がりを見せています。世界最大の人材マネジメントの協会である「Society for Human Resource Management(SHRM)」では、タレントマネジメントを、以下のように定義しています。

人材の採用、選抜、適材適所、リーダーの育成・開発、評価、報酬、後継者養成などの人材マネジメントのプロセス改善を通して、職場の生産性を改善し、必要なスキルを持つ人材の意欲を増進させ、現在と将来のビジネスニーズの違いを見極め、優秀人材の維持、能力開発を統合的、戦略的に進める取り組みやシステムデザインを導入すること

タレントマネジメントポートフォリオ(TPM)マトリックス

タレントマネジメントツールが拡がることで、さまざまなタレントデータの蓄積が進み、それによって、より定量的、科学的に、将来の自社のタレントポートフォリオを予測し、タレントポートフォリオを進化させていくためのロードマップを設計することが可能になりつつあります。

タレントマネジメントポートフォリオマトリックス

上の図は、「タレントポートフォリオマネジメントマトリックス」を示しています。横軸に「生産性」、縦軸に「成長性」を取り、自社のタレントをマッピングします。そして、将来のタレントポートフォリオをどうするか検討したうえで、タレントポートフォリオ進化のロードマップを設計していきます。

  • 右上の象限「花形人材」
    人材争奪戦の対象人材となるため、花形人材が社内に定着する企業の仕組みや文化を構築することが重要。

  • 左上の象限「育成人材」
    ハイパフォーマー候補の人材であり、企業としては体系的な人材育成の仕組みをもつ必要があります。

  • 右下の象限「安定人材」
    既存事業の収益基盤を維持するには不可欠な人材ですが、企業が、新しいことを始めたり、変革(トランスフォーメーション)したりする際には、抵抗勢力になることもあり、安定人材のマネジメントは気をつける必要があります。

  • 左下の象限「入替人材」
    配置転換をするか、思い切った育成プログラムを実施して、このセグメントからの脱却を図ることが必要。

 戦略コンサルティング業界では、「Up or Out」の仕組みにより、必然的に退社していくことになりますが、業界によってはそういった仕組みを導入することもタレントポートフォリオを健全に保つためには重要となります。人材の「生産性」については、うまく数値化できている企業は意外に少ないのではないでしょうか。

 

最近は、タレントマネジメントツールと会計ツールとの連携の重要性が認識されつつありますが、そういったツールの連携によって生産性を常に可視化することも今後検討されていくと思います。また、間接部門や研究開発部門など、売上に直結していない部門の人材について、その生産性をどう量るかも工夫が必要なところであり、何らかの定量的な指標を作って仕組みに落としていくとよいでしょう。

 

成長企業の採用論

岩本 隆

岩本 隆|慶應義塾大学大学院 経営管理研究科特任教授

東京大学工学部卒業。UCLA博士課程修了(Ph.D. in Materials Science and Engineering)。モトローラ、ルーセント・テクノロジー、ノキア、ドリームインキュベータ(執行役員)を経て、2012年より現職。成長企業の戦略論、新産業創出に関わる研究を実施。

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Topics: 成長企業の採用論

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世界的な拡がりを見せているタレントマネジメントツール。ここではタレントマネジメントポートフォリオについて説明しています。