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現在の仕事や環境を変えたいと思っていても、なかなかすぐには転職活動に踏み出せないという人も多いですよね。
しかし、転職活動のゴールは転職をすることだけに限りません。まずは第一歩を踏み出すために、「転職活動とは何のための活動なのか」について考えてみましょう。
- 目次
転職活動をしたことで見えてくる「本当の自分のキャリア」
転職活動と聞くと、多くの人は「現職から別の仕事に転換するための活動」だと考えるでしょう。また、その達成こそが転職活動の目的だと思っている人がほとんどのため、なかなか踏み出せないという人も多いと思います。
しかし、転職活動のゴールが転職だけとは限りません。
転職活動を始める人の多くは、「現在よりもさらに活躍できる仕事や環境を探したい」という思いを抱いているはず。しかし、実際に転職活動をした結果、あらためて現職の良さに気付いて転職せずにそのまま留まる人もいます。
つまり、転職活動を通して見えてきた「本当の自分のキャリア」が、必ずしも転職に結び付くとは限らないということです。
現段階で「絶対に転職するぞ！」という意思がなくとも、今後のキャリアを真剣に考えているならば、まずは転職活動の第一歩として現職以外の選択肢を検討することから始めてみてはいかがでしょうか。
なかなか転職活動に踏み出せずに悩んでいる人は、このように視点を少しだけ変えてみるといいかもしれません。
「キャリアの棚卸し」から自分が進むべき道を考える
実際に転職をする・しないは別として、キャリアの棚卸しをすることは自分の将来を考える上でとても重要です。
特に職務経歴書を書くのは効果的で、「何をしてきたか」という事実だけでなく、「何を考え、どういう状況で、どういう行動をし、どういう成果を出してきたか」といった過程や背景も含めて整理するといいでしょう。
自分のキャリアを客観的に評価するためには、キャリアアドバイザーなどの第三者に見てもらうのも有効です。大切なのは、まとまった時間を取って自分のキャリアを振り返ることです。
職務経歴書が書き終わったら、あらためて自分のキャリアを見つめ、「本当にこの仕事を続けていて良いのだろうか？」と自分に問いかけてみてください。その時、どんな答えが浮かんできますか？
これまでのキャリアとこれから自分が進みたい道を照らし合わせ、自分の望む環境が今の会社にあれば残留、なければ転職活動という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
転職活動の本質は、企業に応募して面接を受けることではなく、自分が進むべき道を自分自身で納得して選べるようになることです。
さらに、自分のキャリアを整理することで将来像をより具体的に描けるようになり、自分自身の今後に期待できるようになるという側面もあります。
そういう意味で考えると、転職活動は社会人なら誰もが一度は経験すべきことかもしれません。
キャリアアドバイザーに相談するメリット
「今すぐ転職する気持ちは無いけれど、転職エージェントに相談しても良いの？」という質問を候補者の方から頂くこともあります。
確かに全く転職をする気がないのは応募先の企業に対しても失礼ですが、真剣に自分のキャリアを考えているのであれば、まずは第一歩を踏み出してほしいと思っています。
実際に「どういう道に進むべきか分からない」という相談から始まって最適な環境に転職した方もいれば、残留を勧められて現職で飛躍を遂げた方もいます。今の環境よりもさらに活躍できる・フィットした場所があると感じた方には、具体的な可能性をアドバイスすることもあります。
ただし、自分の市場価値を知るためだけに転職活動を行うなど、あまりにも中途半端な気持ちで動くのはおすすめしません。
また、「条件が良ければ転職してもいい」と考えている人も注意が必要です。そういう人は判断できるほどの「条件」を情報として入手できず迷ったままになりがちなので、どのような点で迷っているかを、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるといいでしょう。
転職活動を行う上では、自分では気付けないような強みを見出してくれたり、選ぶべき道を一緒に考えてくれたりする、信頼できるパートナーを作ることも大切です。
転職の可能性も含めて自分のキャリアを真剣に考え始めたら、迷う前に転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
