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第3回 採用サイトを活かす写真撮影講座

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写真の美しさを決める最も重要な要素

前回記事では、採用HPにおける「視覚情報(写真)」の重要性を改めてお伝えし、そのうえで「自社をどのように伝えるか」についてお話ししましたが、いよいよ今回から写真のクオリティを高める方法を具体的にお伝えしていきます。

私が主催するカメラスクールでは「写真の美しさを決める7大要素」というものを伝えています。その中にはカメラ本体やレンズなどの「機材」も含まれます・・・が、高額な機材を持っていない方も安心してください。

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要素の中で絶対的かつ圧倒的に大切なのは「光」です。
「光を制する者は写真を制する」と言っても過言ではありません。

英語で“写真”は「Photograph」であることは皆さんもご存知かと思いますが、その語源は「Photo()+Graph()」、つまり“光で画かれたもの”なんですね。

この語源の通り、“光を知り、活かし、そして写真の中にいかにして落とし込むか(光で画くか)”によって、写真のクオリティが決定的に変わります。

その「光」には4つの性質がありますが、中でも特に重要な2つの性質について、今回のコラムと次回の2回に分けてお伝えしていきます。



【光の性質その1:硬度】
普段の生活では意識したことのある人はあまり多くないかもしれませんが、光には『硬度』があり、「硬い光」と「柔らかい光」に分かれます。

「硬い光」は被写体にあたった時に明暗の差が強く、影となる部分が濃くなるため、力強さが出ますが、影で落ちた部分は表情が見えなくなるなどのデメリットがあります。

一方、「柔らかい光」は光が被写体を包み込み、明暗の差も緩やかになり、表情がよく分かるだけでなく、優しい雰囲気で被写体を撮影することができ、人物撮影にも非常に適しています。



画像1

 

では、身の回りのどんな光が「柔らかい光」なのか、と疑問に思われる方もいると思いますので、以下に光源(=光の発生源)ごとに分かれる光の種類をまとめました。

 

画像2

 

上記スライドにまとめた通り、採用HPの人物撮影において最も適した光は「自然光の柔らかい光」です。オフィスなどの室内でいうと、窓際近くで外光が届く位置が対象となります。



図1-1


もちろん会社の雰囲気を伝える上では自社オフィス内での撮影がベターではありますが、オフィスに光の入る窓がなく、撮影がどうしても難しい場合は、建物内の共有スペース(撮影許可を確認のうえ)や、プロフィール写真を撮ることだけを目的とすれば、外部のレンタルスペースなどを使うのも一つの手です。

インターネットで「レンタル、自然光、会議室、スタジオ」などのキーワードで検索すると1時間数千円程度で借りられる場所が写真付きで出てきますので(特に都市圏は多数)、大きい窓で光が届きやすく、かつ背景となる室内や窓の外が企業イメージに沿った場所を選ぶと良いと思います。

 

最後にもう一度繰り返します。「自然光の柔らかい光」のある場所を探して撮る。ただそれだけで写真は変わりますので、お手持ちのスマホでも良いのでぜひ一度試してみて下さい。

 

次回は「柔らかい光」を更に活かす、もう一つの重要な光の性質についてお伝えしますので楽しみにしていてください。

 

■執筆者


執筆者 早川伸夫
株式会社CAPTURE EMOTION
早川 伸夫
 人物写真を最も得意とし、法人・個人のプロフィール写真撮影を中心に活動。
JAPAN PHOTO CONTESTや東京カメラ部主催フォトコンテスト等で多数の入賞経験あり、自然風景・建築物など、どんな被写体も美しく撮ることに定評あり。
また「写真は左脳(論理)で上手くなる」との持論から、主に中小企業・個人事業主を対象としたカメラスクールを運営し「美しい写真を撮るための方法論」を伝えている。
            ・ギャラリー:https://www.cei-nobu-photography.com/gallery
 

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