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採用サイトのコンテンツとして押さえるべき「鉄板の10項目」

鉄板の10項目53-70
    目次

採用サイトのコンテンツは「候補者が求める情報」を軸に考える

採用サイトを考える上で、いちばん重要なのは「コンテンツ」です。候補者に何を伝えようか。何を載せようか。そうした問いはもっとも大事なものです。コンテンツをどうしようかと調べたり、興味を持っている時点で、本質をお考えの採用担当者であるといえます。デザインなどの見せ方に集中してしまい、本質を見失いがちですが、コンテンツこそが採用サイトにおいて最も重要なものです。

では、そのコンテンツですが、どうやって考えればよいでしょうか?
まずは、他社の採用サイトを片っ端から見てみるというのは、一つのやり方です。ただし、その際に、デザインや凝った仕掛けなどに目を向けないでください。大切なのは「何が載っているか」「そこからどんなことを伝えようとしているのか」です。そうしたことに、ぜひ着目してみましょう。

ただし、実際には、あなたにとって十分に参考となるような、満足のいく採用サイトは決して多くはないかもしれません。それでも難しく考えることはありません。なぜなら、採用サイトのコンテンツというのは、ゼロから考え出さねばならないものではなく、「候補者が求めている情報」を「選択」すればよいからです。

採用サイトにおけるコンテンツの大本命は「社員紹介」

では、候補者が求める情報とはどのようなものでしょうか。
実は、候補者が知りたがっている本質的に重要なことは、10程度の項目に過ぎません。ですから、やるべきことは、その10項目について、自分たちの実情とありたい姿や魅力を正しく伝える、ということになります。
その、採用サイトのコンテンツ10項目は以下のものになります。

  1. 社員紹介
  2. 代表メッセージ
  3. 仕事内容
  4. オフィス紹介
  5. 人事制度
  6. 研修制度
  7. 募集要項
  8. 理念・ビジョン
  9. 事業内容
  10. よくある質問(FAQ)

それでは、一つずつ内容を見ていきましょう。

1.社員紹介

これがコンテンツの大本命、中核となります。候補者が知りたいのは、「中にいる人の顔と声」だからです。どんなバックグラウンドの人がいて、今はどんな仕事をしているのか。会社や仕事にどのような魅力や苦労、成長できる可能性を感じているのか。そうしたことを効果的に伝えるのが、大事です。

各人からのメッセージとして一人称で書くのもよいですし、第三者からインタビューされている形や、複数名での対談や座談会(上司×部下、プロジェクトの同僚など)という形もあるでしょう。写真だけでなく、動画を使うやり方もあります。求める人材像や何を伝えたいかで、いろいろと手法は考えられます。どんな社員を登場させるのかも重要ですが、コンテンツとしてはまず「顔と声」を伝えるということを主眼においてください。

2.代表メッセージ

社員紹介と並んで、大事なコンテンツです。これは、コーポレートサイトにある代表メッセージとは別に、採用サイト用に改めて書き起こす必要があります。留意すべきは、候補者=仲間になるかもしれない人に語りかけるものだという点です。代表者の生の声で伝えることがで、内容としては、創業からの経緯や現在会社がどういうフェーズにあるか。どんな未来を描いているか。そのためにどういう人を求めているか。どういう人と一緒に働きたいか、といったようなことになります。候補者への期待や背中を押せるような言葉が伝えられると、よいでしょう。

3.仕事内容

社員紹介のなかでも伝えられることではありますが、それとは別に、具体的に示すことも大事です。たとえば、職種ごとに1日・1週間・1ヵ月の流れなど、どういう人と関わって、どういうことを日々行っているのかをまとめて見せるのも一つ。候補者が理解できるように考えてみましょう。

また、仕事内容の詳細、具体的なイメージというのは、面接において「逆に、何か質問はありますか?」と投げかけた時に、候補者からよく出てくる質問の代表例でもあります。候補者にとって知りたい度合いが強いため、また、ディテールを示せると効果的なコンテンツともいえます。

4.オフィス紹介

これも候補者視点で、どういうところで過ごすことになるのかを伝えます。ただ写真を並べるだけでなく、そうした設備やインテリア、環境にどのような思いが込められているかなども書き加えられれば、なおよいでしょう。

モノトーンかカラフルか、木材などナチュラルな材質か、集中しやすくクールな質感か。デスクが並ぶ執務スペースの様子、会議室はどのように使われているか。エンジニアのために椅子にこだわっているとか、気分転換できる休憩スペースを設けているなど、社員に対して配慮していることがあれば、ぜひアピールしてください。こうしたことからも、会社の姿勢やスタイルが伝わるものです。

5.人事制度 & 6.研修制度

これらは候補者にとって、実は面接の時に自分からは質問しづらい項目であり、かつ、詳細に情報が発信されているものでもありません。しかし、候補者がとても知りたがっている情報です。あなたの会社に魅力的な制度や仕組みがあるならば、ぜひしっかり伝えてあげてください。人事制度も研修制度も、社内の人にとっては当たり前に思えるものかもしれませんが、大事なのは、自分たちが出したいことではなく、候補者が知りたいこと、また魅力に感じてもらえる可能性のあることという観点で、コンテンツを考えることです。

7.募集要項 & 8.理念・ビジョン & 9.事業内容

これらは、内容として押さえておくべきコンテンツです。候補者に伝わりやすい表現や見せ方になるよう、考えましょう。募集要項の中で、募集職種については最新の情報となるよう、注意が必要です。

10.よくある質問(FAQ)

採用や選考プロセスにおいて想定される内容で作成します。

カッコよさや華やかさは不要。飾らず、自分たちの言葉で伝えましょう

以上の10項目について、候補者目線でコンテンツを考えましょう。
中には、コーポレートサイトのコンテンツから流用してしまいたくなるものもあるかもしれません。しかし、採用という観点で、伝える内容や伝え方を改めて見直すことが大切です。たとえば、代表メッセージや理念・ミッションというと、社会貢献やお客様第一主義、100年に一度の○○・・・など、華麗なキーワードが飛び交いがちなものですが、候補者の知りたいことはそれでしょうか? この会社で働きたい、この仕事をしたいと思わせるのは、そうした言葉からではないのでは? あなたの会社の本質が伝わるでしょうか。過度に飾り立てたりせずに、等身大の姿がきちんと伝わるよう、考えてみてください。

また、理念・ビジョンや事業内容などは、大本命コンテンツである「社員紹介」の中で語ってもらうのもたいへん有効です。実際に活躍している社員の言葉で語られたほうがリアリティがあり、また、候補者自身に引き寄せて考えてもらいやすいもの。「中の人の声」ですから素直に受け止められますし、印象にも強く残るのです。明るい表情や前向きな様子などという「顔」で発せられれば、なおさらでしょう。

自分たちでは気づけていない、候補者にとっての「魅力」や「見せ方」がある

いろいろとお話してきましたが、いかがでしょうか。 そうは言っても、「ウチの会社は外資系のような華やかなオフィスじゃないし・・・」「社員がそんなにうまく話ができるだろうか・・・」などと心配されているかもしれません。

たとえば、オフィス紹介ではお伝えしたように、「そこに込められた思いやこだわり」などを一緒に示すことで、印象よく受け止めてもらうことも可能です。また、候補者に伝えたいメッセージから逆算して、どのような社員の方に登場いただくのがよいか、何を話してもらえばよいかなど、採用サイトのコンテンツとしての勘所というのがあるものです。あなたの会社が自分たちでは気づいていないような良い点や魅力、また、候補者にぜひ伝えるべきポイントなどを、第三者に客観的に見てもらうことは有用でしょう。ぜひ一度、ご相談してみてください。

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