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日本の成長企業

「すごいサービス」を創る!- コーチ・ユナイテッド(後編)

コーチ・ユナイテッド株式会社
代表取締役社長 有安伸宏 氏

1981年神奈川県生まれ。慶應義塾大学(SFC)在学中に起業経験を経て、卒業後、ユニリーバ・ジャパンに入社。シャンプー等の消費財のマーケティングを担当。2007年1月にコーチ・ユナイテッドを設立し、Cyta.jpをローンチ。2013年9月に全株式をクックパッドに譲渡。クックパッドのグループ会社として、飛躍的なサービスの成長を目指す。

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2013年9月にクックパッドに全株売却しクックパッドグループに入りましたね。

ありがたいことに複数の会社さんから出資のお申し出をいただきましたが、最終的に決心した決定的なポイントは、クックパッド自身が、人々の日常を変える本物のインフラとなるウェブサービスだということです。僕がつくりたいサービスはまさにこういうサービスです。

サービスの価値は、「日常を変えた度合×ユーザー数」だと思っています。流行りだけで終わらない、人々の日常のインフラとなってこそ、価値あるサービスであり、クックパッドはまさに理想です。それに、徹底的にユーザー重視で、どうすればユーザーのためになるか、こう変えたらどうか、これは変えない方がいいんじゃないか、全てユーザー中心で考える哲学が徹底しています。売上や利益はその後についてくる、という。

サービスに対する哲学が合うということは、とても重要なことでした。

それに、Cyta.jpの先に見据えているサービスの対象として、「主婦」というのは見逃せないターゲットであり、極めて重要なセグメントなんです。そう考えると、2,000~3,000万のユニークブラウザがいるクックパッドほど主婦に支持されているウェブサービスは他にありません。

クックパッドグループに入ったことで、最高のユーザーベースにアプローチできるようになります。それに、資金的にも取れるリスクが圧倒的に大きくなりました。以前は躊躇せざるを得なかったようなことも、今なら思い切ってチャレンジできます。「すごいサービス」を創るにはまさにベストです。増資やIPOに頭を悩ませることなく、純粋に消費者のことだけを考えてサービスづくりに邁進できることを考えると、最高だと思います。

クックパッドとの距離感はどんな感じですか?

クックパッドからは本当に信頼していただいており、とても自由です。オフィスも別ですし、サービスについても制約はありません。生活インフラとして、人々の暮らしを変えていくという哲学は同じですが、カルチャーなどはまだまだ違いますね。

クックパッドは本当に素晴らしいですよ。オフィス環境は最高ですし、オフィスの真ん中に大きなキッチンがあって、タダでバナナは食べられるし、高いシリアルが置いてあるし、冷蔵庫には結構いいお肉が入ってる(笑)。昼過ぎにオフィスに行くと、「Take free」と書かれた美味そうな料理が出ていたりして。それに比べて僕たちは、「レッドブルでも飲んでろw」って感じですから。

まだまだスタートアップなカルチャーで、前のめりで、楽しくて、休みと仕事の境目も感じないくらいに突っ込んでサービスを創ってやるという感じです。

今後どんな会社にしていきますか。

くり返しになりますが、とにかく、「すごいサービスを創りたい」「生活インフラになるレベルのサービス」を創りたいです。みんなが使っていて、それが生活になくてはならないようなものを。サービスの価値は、日常の中で「楽しくなった、良くなったと思う度合」×「そのサービスを使っている人数」であり、これを本当に大きくしていきたいと思っています。

そして、すごいサービスを創るためには、すごいチームでなければいけません。すごいサービスを創ることにコミットしていて、優秀で、ユーザー中心でどんどん変えていけること。あとは、やり切れて、グロースを実現できるところまでいけるチームです。「戦闘能力が高いチーム」という感じですね。そして何より、少数精鋭でありたいと思っています。最大でも20人くらいじゃないでしょうか。それでもすごいサービスを創れるのは、僕たちがプラットフォーマーだからです。本当にいいチームなら、ウェブサービスはそんなに人がいなくても大きなことができます、必ず。

それに、Cyta.jpで培ってきたサービスECの強さを活かしたいですね。習い事はもちろん大きく伸ばしていきますが、それ以外にも、ハウスキーピングやベビーシッターなど、主婦層をターゲットとしたC2Cは、Cyta.jpのモデルが横展開できる可能性があります。しかも、クックパッドのユーザーベースを活用できますから、最強です。それに参入障壁が意外と高いんですよ、リアルが絡むビジネスは。オペレーションが必要ですから。やり切れるチームでないと、面倒でとてもやっていられないですからね。その点には、自信があります。

どんな人と一緒に働きたいですか。

サービスのグロースにコミットできる人と一緒に働きたいです。コミットするのは結構大変なんですよ、本当は。グリップ感が違います。ベンチャーは、歯茎から血が出るくらいグリップして事業をやってこそ面白いんです。三文字でいうと、「野武士」って感じの人ですかね(笑)。

役割としては、事業開発、事業を創れる人がいいです。それは単に、企画の人ではないんです。仮説検証志向があって、とにかくすぐに試す「アジリティ」がある人。ウェブサービスなので、すぐに出来ますし、すぐ変えられます。トライアンドエラーの回数が多いほど、成功確率が上がりますし、早く成功するはずです。「賢さよりも、俊敏さによって成功確率を高める」ことが重要だと思っています。とにかくスピーディーに動いて、早めに転ぶ、そういう人がぴったりきます。結果的にまとめると、「野武士」(笑)。

僕、実は意外と真面目なので、以前は考えて、調査して、ミーティングしてというように、とにかく時間がかかっていました。それを、とにかく早くプロダクトを出してみて、ユーザーからのリアルなフィードバックをもらうというスタイルに変えてから、劇的に良くなりました。

僕らのミーティングはパワポやエクセルは禁止で、紙にこの色ペンでガンガン書いて決めていきます。そしてすぐ、プロダクトに反映させちゃいます。

アイディアだけでなく、詰め切って、やり切っちゃいます。最高のチームにしたいので、20人くらいで一旦採用は終わる予定です。今なら、社員番号ひと桁台で入社できます。今、すごくいい感じですし、これからの可能性も本当に楽しみです。やるなら今しかない、というのは伝えたいですね、本当に!

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