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日本の成長企業

Gunosy(グノシー)が考える「チーム論」

株式会社Gunosy
代表取締役 CEO 福島良典 氏
木村新司 氏

代表取締役 CEO 福島良典氏 ※写真右
1988年生まれ。東京大学大学院工学研究科にてデータマイニングを研究し、在学中にGunosyを開発。2012年度IPA未踏スーパークリエータ。2012年に株式会社Gunosyを創業し、現職。

 

木村新司氏 ※写真左
1978年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。株式会社ドリームインキュベータ、株式会社シリウステクノロジーズ取締役を経て、株式会社アトランティスを創業。同社をグリー株式会社に売却後、投資家として株式会社Gunosy創業に関与。

≪Gunosyのインタビュー前編はこちら

Gunosyの働き方はどうなっているのですか。

福島氏:朝9時半には、全員、バシッと来ています。ほぼ、遅刻はありません。Gunosyが出来たばかりで、学生3人でやっていた頃は結構緩くやっていたのですが...実は(笑)。ただ、木村さんがGunosyを会社化した後、「組織」というものを良く知っている経験者がいいタイミングで入って来てくれたことによって、「会社」になってきた気がします。

木村氏:会社には、「リズム」が必要です。会社運営のリズムみたいなものが途切れないための仕組みが重要なのです。その一つがまず、「朝、ちゃんと会社に来ること」です。それに、「ものすごく長時間働き続けないこと」。長時間働くことを前提にすると、会議は長くなるし、ダラダラしゃべっている時間が長くなるなど、「リズム」がなくなってしまうのです。メンバーが健康を保ち、大きなものを達成していくためには、「パシッと決めて、決めたとおりに進めていく」というリズムが大切です。それに、朝礼や夕礼を短時間でやってけじめをつけていますし、月間MVPを表彰するといったこともやっています。

福島氏:目標があって、それを達成したらちゃんとみんなが褒め合うとか、認め合うとかというのはいい組織の特徴だと思います。結構恥ずかしがったり、謙遜したりしがちですが(笑)、成果を上げたら、当然褒められた方がいいよね、というのはあります。

福島さんと木村さんは、そもそもどうやって出会ったのですか。

福島氏:私が大学院在学中に「こういうものがあれば便利だな」ということでGunosyを作っていました。そして、リリースした日に、木村さんからFacebookでメッセージが来まして、「会いませんか」と。私は木村さんとは面識がなかったのですが、Gunosyリリース後は、ユーザー数も増えてきて、定着率も高くて、、といったようにどんどん伸びていきました。そうなると、サーバ代も相当かさんできます。このユーザーの伸びと、ポテンシャルを考えると、学生グループでやるのではなく、会社にした方がいいと判断しました。そして木村さんからの出資もあり、Gunosyを会社にすることにしたのです。

木村氏:Gunosyを最初に見た時に、「これは化ける」と確信しました。まるで人間が介在しているかの様に、アルゴリズムによるキュレーションがされていたので、驚きました。で、すぐに福島さんに連絡をしたのです。当時、福島さんは大学院卒業後、普通に就職をしようとしていたのですが、「会社として、ちゃんとやろう」と、説得しました。美味しいものも食べさせましたよ、色々と(笑)。

福島さんと木村さん、二人の共同代表の役割分担はどのようになっているのでしょうか。

福島氏:私は割と、何でもやっています。最初は、とにかくサービスの開発に集中してきましたが、ここ一年くらいは広告の立ち上げを、かなりやってきました。今ではデータも揃ってきましたし、広告をよくわかっている人も入ってくれましたので、ある程度までは見えてきました。私自身、ゼロからガッと何かを立ち上げるのは、結構得意な方だと思います。エンジニアリングについてはもちろんですし、ビジネスサイドも問題のフレームさえしっかり掴めれば、解決していけるという手ごたえはあります。でも、もし好きなことを挙げていいとしたら(笑)、やはり一番好きなのは、サービスを見ているときですね。他のことは、データが揃ったり、プロがいたりすることである程度「再現性」というか、読めてくるのですが、サービスだけはわかりません。ゆえに、楽しい。「一番読めなくて、再現性が無くて、難しいから好き」、という感じです。

木村氏:僕はどちらかというと、資金を調達したり、キーマンとなり得る人材を集めてきたりという役割が多いですね。チームが拡大していくときに、スクスクと伸びていけるような、精神的支柱というか、そういった優れた核となる人を連れてきて、バランスを取っていくということをここしばらくはやってきています。実は、事業サイドは、あまり見ていません。他のメンバーの役割分担で、十分にうまく進んでいくという手ごたえがあります。しいて言えば、「大事なところでずれないように」ということと、もう一つは、「タガを外す」ということですかね。「100万ユーザーではなく、1000万ユーザーだ」「1000万ユーザーではなく、1億ユーザーだ」といった、一桁上に行けるような、「タガの外し方」はいつも意識をしています。

どんな人と一緒に働きたいですか。

福島氏:矛盾を抱えている人がいいです。「頭が良くて自信があるんだけど、自分を変えられる人」という感じですかね(笑)。いい意味での自信があって、かつ、いい意味でコロッと変われるというか、「あいつ、1週間前と言っていることが変わっているぞ」みたいな、両面性を持っている人が合うのではないかと思います。当然、技術やベースの能力を持っているといったことは前提とはなりますが。

木村氏:そうですね、僕らがどんどん変わっていきますし、言っていることが1週間前とガラッと変わったりします。その変化に対してポジティブでいてくれる人がいいです。それは、単にマインドがポジティブという意味ではなく、「フレキシビリティを伴った頭の良さ」といった方がいいかもしれません。一方で、専門性についてはそれほど重視しないケースも多くあります。地頭の良い人であれば、ある程度すぐにキャッチアップできますので、そこから先は、壁にぶつかった時に試行錯誤しながら突破できるタイプかどうか、しかも、それ自体を楽しめるかどうかが重要だと思います。

Gunosyで働くことに興味をお持ちの方にメッセージをお願いします。

木村氏:「本物のメガベンチャー」をつくれるタイミングは、世の中にそれほどないと思います。それを楽しみたい人や、グローバルにやってみたい人は、ぜひ。ベンチャーは収益モデルが確立しておらず、お金に苦労するところも多くありますが、お陰様でGunosyは、マネタイズについてもかなり手ごたえが感じられる状況になっています。

福島氏:今、「サービスとしてのGunosy」は、メジャーになってきている状況ですが、一方で、会社の組織という点でいうと、まだまだ立ち上げ期といえます。これからいろんなものがつくられるタイミングなのです。ですので、まだ文化が固まっていないところに文化をつくっていくとか、ルールのない所にルールをつくっていくといった機会がまだ多くあります。本当の意味でやりがいのある楽しい仕事ができる機会という意味では、今のGunosyはまさにそのフェーズではないかと思います。求められる仕事の質や目標はチャレンジングではありますが、達成したときにちゃんと報いる制度といったものも出来つつあるので、ぜひそういう人とチャレンジというか、一緒に働きたいと思います。

ありがとうございました!

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