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いい仕事をしたい人材紹介コンサルタントたちの日常

視座、視野、時間軸

視座、視野、時間軸

 仕事の中で、最近私が問題意識を持っているのは、「視座」「視野」「時間軸」が大切、という話です。

これは、社内でよく言われているのですが、それぞれ意味があります。

  • 視座 → 目線の高さ。より上位概念を踏まえて考え、ことに当たる力
  • 視野 → 見る範囲の広さ。自分の守備範囲にとらわれず、広く目配りできる力
  • 時間軸 → 目の前だけでなく、中長期を踏まえて考える力

これは、相当意識しないと非常に難しいので、私は日々、格闘しています。

【視座】
人材紹介コンサルタントの仕事は、関わる相手が会社の経営陣であり、キャンディデートの方もマネジメントポジションにあたる方のことが多くあります。そうすると、メンバーとしての目の高さでなく、マネジメントの目の高さを持ち、理解を示せなければ、本質的な話が深まらないケースが多々あります。

【視野】
自分の経験職種の範囲内でしかものごとを見られない、考えられないとなると、全く異なる仕事をしている方たちへの想像力が働かなくなります。常に視野を広く持つ意識がなければ、どんどん偏ってしまう怖さがあります。

【時間軸】
短期的な動機で転職を考えていらっしゃるキャンディデートに対して、「中長期的なキャリア」という時間軸を示すことで、第三者としての価値を出すことができます。逆に、近視眼的な話に終始してしまうと、プロとしての付加価値がつけられないことになります。

私は前職が投資銀行の証券アナリストだったのですが、取材先の社長や役員等の経営陣と話す際にも、

・経営者の目線を理解できているか(視座)
・逆に、第三者視点や、異業種の影響といった視点を持てているか(視野)
・この話は四半期の株価に影響を与える話なのか、もっと中長期の話なのか(時間軸)

という見方が求められていましたから、意外と近かったように思います。

この三点セットは、人材紹介コンサルタントとしてだけでなく、自分たちの会社の課題を解決する際にも非常に重要かつ有効だと考えています。

社内のミーティングにおいて、

  • 今の話は、単なる個別最適なのか、全体を踏まえた話になっているか
  • 短期的な、その場しのぎの解になってしまっているのではないか
など、自分の発言を顧みる指針にもなります。

いずれにしても、優秀なビジネスパーソンは、この3つともに優れた人が多いように思います。

私自身も日々、ここに意識を強く持ちながら、より良い仕事をしていきたいと思っています。

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若狭 健二|株式会社プロコミット マネージャー

米国の大学を卒業後、三菱UFJモルガンスタンレー証券、バークレイズ証券の株式アナリストに従事。IT、インターネット及びエンターテインメント業界のアナリストとして、業界知見を豊富に蓄積してきました。業界や企業の分析だけではなく、ベンチャー・スタートアップの経営者との関係も深く、プロコミットに参画後もこれまでの経験を活かしたキャリアアドバイス、転職支援を強みとしています。

Topics: コンサルタント

視座、視野、時間軸。人材紹介コンサルタントとして最近重要だと思っている要素について、書いてみました。
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